昭和二十八年、まだ戦争の爪痕の色濃く残る時代に、焼肉筒井は奈良県大和郡山市筒井の地に産声を上げました。
初代店主は、お肉に合いご飯のすすむ、こってりとした焼肉のタレを考案してお客様に出し始めました。
タレとお肉が評判を呼び、店はお客様で満杯になりました。時がたち、高度経済成長期には地元の筒井工業団地に来られる多くの人から焼肉筒井が支持されました。
牛肉に関する逆風の中でも、コロナウィルスの厳しい経営の中でもいつもお客様に支えられてこの筒井の地で店を守ってきました。
昭和・平成・令和と六十年以上、変わらぬ味と変わらぬ肉へのこだわりで焼肉筒井は、今日も皆様のお越しをお待ちしております。
店主 敬白
厳選された牛肉を手間ひまかけてお出ししています
産地を厳選しながら仕入れた国産牛肉を一枚一枚手切りして、その日にお出しています。
肉は空気に触れたところから、酸化していていきます。お客様に新鮮なお肉をお届けできるように、開店前心を込めて仕込みをするのが、焼肉筒井の流儀です。創業者の初代の教えを守って今も変わらず筒井は営業しています。
創業から継ぎ足された伝統のたれ
創業者考案の伝統のたれ。製法も変わらず、店主にのみ受け継がれたそのたれは、長年の通う常連客から絶大な信頼を得ています。
柔らかいお肉を、さっとたれにくぐらせれば、サイドにはビールもよし、大盛のご飯もよし、ナムルやキムチを合わせるもよし、お肉の魅力を最高に引き立てます。
三代目店主がおもてなし
笑顔の素敵な店主は、お店に入ると常に真剣な顔をしています。一見すると無愛想にも見えるその姿は、肉づくりにこだわる姿勢そのもの。妥協を許さないその姿勢は、店を継いだ後も変わりません。伝統の味を守りながら、お客さんとの触れ合いを大切にしています。閉店間際、ほっとしている店主に話しかけてみてください。入店時とは違う笑顔が見られるかもしれません。